蓄積
この時期になると思いだす事案がある。
スクールカーストだ。
そもそもカーストというのは古代インドで出来たといわれる身分制度。
今も名残はあるだとか(地方部)
それの学校版である。
アメリカでは映画の題材になるのになぜか日本では話題にすらならない。
おそらく偉い人の多数が上にいたから正当性を主張したいのか
勝者もいれば敗者もいる方式で必然だと思っているのかもしれない。
臭いものに蓋をしている。
学生時代で一番上になってクラスを引っ張るような奴は大体は
運動神経が良い(男女とも)や容姿・笑いなどセンスが良い若しくはコミュ力である。
そして、下のものになる人をこき使うが、周りから文句を言われない
ある意味威厳があるというかカリスマ性というかそういうものを持っている奴である。
そして、取り巻きが数人。男女共通文化だと思う。
中学校以上になると部活カーストもあるらしい
野球部やサッカー部が上で、マイナースポーツや文化系の部活が下に見られるとかね。
ほんと迷惑な話である。
1群が中心的存在の生徒と取り巻き
2群がここに従う多数の人(反論が出来ないからとりあえずかもしれない)
3群が反感を持っている集団
4群がどこにも従っていない集団(スイスみたいな立ち位置)
大まかに分けるとこんな感じだと思った。
自分はおそらく所属していた集団の
(基本は一人だが、修学旅行とかのグループなどで入っていたところは固定であった。)
中心だと思われる人はこの中だと4群に近く、どこともうまく距離を取っている感じだったので、独自の行動していてもあまり目をつけられない感じだったと思う。
今考えると。運が良かった。
クラスの派閥とかめんどくさいしね。
合唱コンクールの練習をボイコットしてればよかった(口パク勢)
よくある、「男子!ちゃんと歌ってよ!」みたいなやつに
うるせえ!といったこともある。それぐらい団結を求めることが嫌だったのだろう。
得意な奴だけでうまくハーモニーを作ってくれと思ったな。
学校祭は数百人の前でどんずべりしたこともあるが、これも1群の台本。しかもステージに上がって発表する係じゃなかったのにね。誰が言ったんだかね。それ以降は我が道を多分走っていた感じである。都会なら多分引きこもりだったと思う。田舎の横のつながりがたまたま悪い方向に行かなかっただけなんとか卒業できたけど。
また、1群の人の趣味がもてはやされる。特に芸能人。自分の学生時代の頃は、
アイドル戦国時代で全盛期といわれていた頃。1群の奴らももアイドル好きだったが、
そこに当てはまらないグループを好きになる筆者。大体みんなが言うのは人気10位には入るようなメンツなのだが、1群が言ったグループの中でも自分が可愛いと思った子は大体30位ぐらい。(今はグラドルとして活躍している)
しかも、そちらに行かず地方を様子見程度で見て結局見つけてファンになったのが、
今の贔屓アイドルである。(中学生の頃)
今思えば、もっと前に出せたかなとも思う。ただ、当時の無知な自分はカースト制度の真っただ中にいるとは知らないから、考えてしまったのだろう。
だしたら笑われて弾圧されると。今考えたらスターリンとかとやり方は一緒である。
悪いのは、グループではない。なぜなら努力しているし。悪いのはこの雰囲気とそれに立ち向かえなかった自分である。なぜ、prediaを出せなかった!学生時代の自分に言いたいわ。
基本的にヲタクは下に見られる。子供のころからそうだ。
自分はアイドルだしある人は二次元やロシアの軍事や女性ヲタクもいた。
知識量はすごいし、多分普通の人よりも頭もよい。
ただ、結局もてはやされるのは、運動神経が良いやつ。全員とは言わないがね。
それが子供時代から刷り込まれているからその蓄積で今の労働問題があるのだろう。
体育会系の人間を欲しがる。(営業職や工業関係はそんな気がする)
お酒の付き合いとかができるタイプを求めるのであろう(悪いパリピ)
基本、ヲタクは出せないし、趣味の話になっても言えないことが多い。
なぜなら小さいころからの経験(蓄積・実績)があるから。
自分の会社では馬鹿にされるか批判対象の肴にされると思う。
上にいるような人は中には一人を好んで我が道を突き進んだ人もいるのだろうが、
大体は学生時代からブイブイ言わせていた人が多いのである。
ある意味学生時代のままである。
ここの文化が根付いてしまっているので、問題提起をして欲しい。
働き方改革もこういうところからのアプローチも必要な気がする。
子供時代の文化としてなくなっていけば30年後には良い方向になると思う
(自分らが老がいにならないように…)
個人を尊重しないと。特に趣味とかね。
スポーツは上でサブカルチャーは下とか言っている奴はダイジョーブ博士に治していただきたい。余程のことやない限り好きなものとか趣味でのカーストは無いはずだ。
このシーズンになるとこのことをよく思い出す。悪しき文化だなと。